自律神経の症状（浅い呼吸・疲労感・お腹の冷えなど）

「息苦しさ」を主訴に病院を受診したものの、はっきりとした原因がわからない時には、その息苦しさは自律神経の乱れが誘発していることが考えられます。

ここで着目したいのが「横隔膜」です。

横隔膜は、呼吸のリズムをつくる大切な筋肉で、自律神経とも深く関係していて、ストレスを感じると硬くなりやすく、呼吸が浅くなり”息苦しさ”を感じてしまいます。

健康的な呼吸は「ゆったりとした深呼吸」で、しっかりと酸素を取り込み、二酸化炭素を吐き出すことで、心と体が自然に整っていきます。

一方で、ストレスが持続すると、呼吸筋の要である「横隔膜」が緊張して、体は深い呼吸ができず、浅く速い呼吸を繰り返すようになります。

深く息を吸えなくなると、体に十分な酸素が行き渡らず、息苦しさだけでなく、心や体の不調を感じるようになることもあります。

仕事や家事、考えごとで常に気を張っていると、体が”緊張モード”のままになり、ストレスがたまりやすくなります。

ストレスは、いつの間にか体の奥にまで影響し、知らない間に内臓や神経を疲れさせてしまいます。

この状態が長く続くと”サイトカイン”というタンパク質が放出され脳に「疲れたよ」というシグナルを送ります。すると、体のだるさやしんどさなど、いわゆる”疲労感”を感じるようになります。

体が緊張モードのままになることで、リラックスのスイッチ（副交感神経）が入りにくくなり、疲れや疲労感が抜けない状態が続いてしまいます。

 

お腹の冷えにこれといった原因が見当たらないときは、自律神経の乱れが関係していることもあります。

忙しい毎日でストレスや疲れがたまると、自律神経が乱れ、内臓の血流が滞って”お腹の冷え（内臓の冷え）”につながります。

お腹が冷えると内臓の働きが弱まり、消化がうまくいかなくなったり、お腹をこわしたりすることがあります。
その結果、腸内環境が乱れて、お肌の調子や免疫にも影響がでることがあります。


もし思い当たる不調がある方は、自律神経に優しく働きかける「内臓マニュピュレーション」を一度お試しください。