お体の不調は、五十肩・ぎっくり腰・ケガ・自律神経系の不調など、多岐にわたります。
ここでは、各症状にお悩みの方の「なぜ?」を一つひとつ解説していきます。
「これだ!」と思われる豆知識が見つかると思います。
五十肩(肩関節周囲炎)は中年以降に多く、肩の痛みと拘縮(動かなくなる)が徐々に進行してくる難治性の肩疾患です。
①五十肩の原因は?
五十肩は従来、肩関節の老化などにより関節周囲組織が繊維化といって、硬い繊維組織に変化してしまい発症するものと考えられてきました。
しかし、現在では何らかの外傷性要因による肩の炎症が、関節全体に免疫が働き、関節組織を繊維化させて発症していることもあると考えられます。
②「夜間痛」の原因は?
夜間痛の原因は、急性期の五十肩の場合、組織の炎症による腫れや硬さが原因となり、肩の血行が悪くなり発生していると考えらえています。
また、臨床で良く遭遇する「夜間痛」の原因は、拘縮や痛みで肩が動かせないために肩の上方を通る腱板(棘上筋腱)に癒着が発生してつらい夜間痛を発症するパターンもあります。
この場合、癒着を解消させるための施術で、つらい夜間痛の改善が見込めます。
③なぜ改善に時間がかかるの?
五十肩は発症すると、炎症期→拘縮期→回復期といった進行段階が生じます。
✔炎症期は、痛みが強く動かせない時期(約2週間から3ヶ月ほど)
✔拘縮期は、肩の動きが悪くなる時期(約4か月から半年、1年ほど)
✔回復期は、徐々に肩に痛みや動きが回復する時期(発症から約1年から2年ほど)
このように、五十肩が発症すると改善まで長期に至ることが多いのです。
【豆知識1】
よく、湿布を貼っても痛みが変わらない・・との声を多く耳にしますが、これはなぜでしょうか?
湿布は本来「消炎鎮痛用」に用いられることを主とします。
炎症や腫れ、それにともなう熱感などが症状としてあれば、湿布の効果は期待できます。
しかし、炎症期を過ぎて拘縮期に入った肩の組織は、炎症とは異なる痛みや変化を起こしているため、湿布での効果が期待しづらくなることが答えです。
このため、拘縮期には整形外科でのリハビリや、接骨院での施術が痛みの改善に期待が持てます。
【豆知識2】
夜間痛で眠れない場合には、どのような寝方をすれば痛みは和らぐの?
「夜間痛」・・これが五十肩を患われている方にとって本当に何とかしたい痛みの一つですね。
学術上では、仰向けで患側の肩の下にタオルを入れて(軽くたたんで、高くなり過ぎないほどの高さで)肩を少し高くした状態で、前腕をお腹の上に置くような寝方が良いとされています。
しかし、これでも痛みが改善できないことが多々あります。
この場合には、少し寝づらさを感じるかもしれませんが、「半座位」という姿勢で就寝されると、痛みが和らぐことがあります(院長の経験談です)。
半座位とは、仰向けで上半身が約45°ほど起き上がっている状態を言いますが、45℃までいかなくても、25から30°くらいでも痛みが改善できることがあります。
日常生活で、ほんの少しの動作で急激な痛みをともなう急性の腰痛「ぎっくり腰」。
別名「魔女の一撃」と呼ばれるほどのぎっくり腰について、紹介します。
①ぎっくり腰の原因は?
ぎっくり腰はさまざまな原因から発症します。
よくあるのは、重量物を持ち上げた時や、腰を無理に捻った時など、強い外力が腰に加わった際に発症することがありますが実際には、
足もとのモノを拾う動作、靴下を履こうとする動作など、日常でいつも簡単に行う動作で発症してしまうことがとても多いのです。
この時に、腰の筋肉や筋膜を傷めたり、椎間板や関節などの器質的な組織を傷めたりと損傷パターンもさまざまで、治療方法も異なります。
【豆知識1】
ぎっくり腰になったら安静にするべき?
結論から申し上げると、ぎっくり腰には安静は必要です。しかし、過度な安静が症状を引き延ばすぎっくり腰もあるのが現実です。
なぜかというと、上記で記載したのように筋肉や筋膜を傷めたぎっくり腰と、椎間板や関節を傷めたぎっくり腰では、同じぎっくり腰でも、症状や痛みかた、安静の必要性が大きく異なるからです。
ただし、自宅などでぎっくり腰になった場合には、原因の鑑別がご自身ではできないため、必ず安静を心がけて、お早めに接骨院や整形外科などを受診してください。
【豆知識2】
ぎっくり腰になったら、就寝時にはどのような寝方をすれば痛みは和らぐ?
ぎっくり腰の場合、仰向けやうつ伏せなどは、腰の負担が強く、痛みでうまく寝入ることが難しくなります。
この時には側臥位(横向き)で左右で痛みの強いほうを上にして、脚と脚の間にクッションや柔らかい枕などを挟んでお休みになると痛みが和らぎ、就寝できます。
ただし、寝がえりなどでは痛みがどうしても痛みが現われますので、ご理解ください。
ド・ケルバン腱鞘炎をはじめ、テニス肘、バネ指など、日常生活に大きな支障をきたす難治性の疾患、腱鞘炎。
なぜ改善しにくい?痛みがとれない?など、
つらい腱鞘炎についてここで簡単に説明します。
①腱鞘炎の痛みの原因は?
ド・ケルバン腱鞘炎を例に挙げますと、手首の橈側(親指側)には長母指外転筋腱、短母指伸筋腱が通っていて、そこには伸筋支帯で構成された区画が存在します。
この区画内を、2つの腱が滑走するときに摩擦などの外力が加わり、炎症をおこして痛みが発症するのです。
この時、腱や腱を包む腱鞘と呼ばれるものが腫れあがり(肥厚)、区画内をうまく滑走できなくなって、さらに強い痛みや、親指と手首の動きも妨げるといった症状が現れてしまいます。
これが、腱鞘炎の痛みの原因です。ただし、炎症初期の痛みと、慢性化した時の痛みは同じ痛みでも異なります。ここが治療で一番大事なポイントになります。
【豆知識1】
腱鞘炎は、動かさずに安静にすれば治るの?
多くの医療機関では、「安静」を推奨します。ここで疑問に思うことはありませんか?
多くの方は安静にしているにもかかわらず、治るまでにとても長い時間を要しています。また、まったく痛みが変らないという方も少なくありません。
ここが一番の問題なんです。
発症初期や強い炎症を伴っている場合には、安静が第一選択肢となります。
しかし、慢性化した時には安静が症状を長引かせる大きな原因になることも。
詳しくは「腱鞘炎の施術」をクリックしてその正体を確かめてください。
息苦しさや体の重だるさ、自律神経バランの乱れ、疲労感、冷えなど、毎日元気に過ごしたいと思っていても、生活のなかでどうしても体の不調が現れることあります。
体の不調の原因は?
息苦しさや疲労感、冷えなどの原因は一つひとつ異なります。
~息苦しさ~
「呼吸器科を受診したけど問題がない・・」「循環器科で検査したけど異常なし・・」このような病気が原因ではない息苦しさの原因は横隔膜にあります。
生活環境の変化やストレスなどで自律神経が乱れたときに、呼吸筋である横隔膜の働きが低下して、充分な呼吸ができなくなり、息苦しさを感じることがあります。
~疲労感~
これも自律神経が関わります。
自律神経バランスの乱れからストレスが生じて、知らない間に内臓や神経の細胞にダメージを与えて「疲労」になります。
この「疲労」が蓄積されたときに、脳へ疲労のシグナルが伝えられて「疲労感」が現れます。
~冷え性~
一言で「冷え性」といっても、その冷え方や症状はいろいろなタイプがあります。
✔手先・足先が冷える「四肢末端型」
✔お尻や太ももが冷える「下半身型」
✔おなかや体の内部が冷える「内蔵型」
✔全身が冷える「全身型」
など
それぞれに原因が異なります。
特に気を付けるべき冷え性は「全身型」です。
全身型は体質的な問題から冷えやすいこともあれば、「甲状腺機能低下症」といった疾病が原因で起こることもありますので注意が必要です。
【豆知識1】
息苦しさを自分で改善させる方法は?
自律神経の乱れから息苦しさを感じている方は、「横隔膜」が硬くなり、呼吸が浅くなっています。
この場合「ドローイン」という、おなかの腹横筋を鍛える体幹トレーニングで、腹式呼吸を促し、横隔膜を緩ませる方法があります。
ドローイン方法
①仰向けになり、ひざを曲げて立てた状態になります。
②おなかや胸を膨らますイメージで、鼻から大きく息を吸い込んでいきます。
③今度は口をすぼめて、息を10秒くらいかけて吐きながらおなかを凹ませていきます。
これを1セット5回くらいで、1日2~3回ほど行うと効果的です。
【豆知識2】
疲労感を改善させる良い方法は?
疲労感には体を温めることが大切です。これは、冷えにも効果的です!
人の体には、ストレスなどで傷ついた細胞を保護する「ヒートショックプロテイン(HSP)」というタンパク質を産生する機能があります。
HSPの産生により、ストレスなどでダメージを受けた内臓や神経の細胞を保護することで、疲労感の改善につながります。
このHSPを効率よく産生させる方法が”入浴”です。
やや熱めの風呂に20分以上、週に4日ほど浸かることで、HSPの産生が促されて疲労改善などの効果が期待できます。入浴であれば、日常生活で無理なく行える改善方法ですのでおすすめです。
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